「27浪に突入」受験し続ける彼が達した深い境地 彼を駆り立てている原動力、受験勉強への想い

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

こうしてまた、受験の日々が幕を明け、勉強をはじめました。えぐざまさんは大学院の受験は続けていましたが、『ドラゴン堀江』放送から3年した2022年度入試で、彼は満を持して1浪の結果をずっと引きずっていた一般受験も再開します。

ちなみに25浪目となった2022年度入試の戦績がこちらです。

合格を勝ち取ったにもかかわらず、彼は26浪を決断します。

2023年度の入試で初めて、長年コンプレックスを持ち続けたMARCHに合格した彼は、「これでもう一般受験に心残りはありません」と晴れやかに語りました。

27浪目を決断した彼の最終目標

しかし、彼は院試でとある大学の院に合格するため、2023年の春に”27浪”を決断しました。学歴コンプレックスに苦しんでいた彼は、いま、浪人を楽しんでいるようにも見えます。

不思議に思った私は、いまだに毎年受験勉強を続ける彼に浪人することに対して抵抗がないのかを聞いてみると、「まったくありません」という答えが返ってきました。

「浪人して良かった」堂々とそう語る彼は、浪人の利点として「勉強のアンテナを張り続けられること」を挙げてくれました。

「日本の大学生は大学に入るまでが瞬間最大風速で、入学してからは学力が落ちる傾向にあります。でも、浪人をすることで更新し続けられた知識は、教養となって、仕事でも何かあるたびに自分の引き出しから持ってくることができるのでとても役立っています。浪人したことに私は一片の悔いもありません

次ページ新たな目標を掲げる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事