妻に「バンパイア」と呼ばれたプーチンの素顔 どのようにロシアのトップに上りつめたのか?

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てっきりプーチンが付き合いを止めたがっていると思ったリュドミラは、仕方なく小声で「ええ」と答えました。するとプーチンはボソッと「そう、それならいい。……結婚してほしい」。リュドミラは「ええっ!?」と、プーチンの顔をまじまじ見つめたといいます。

常人からはなんとも奇妙なプロポーズで、二人は1983年に結婚しました。プーチンは当時から相手の気持ちを考えることのできなかった人なのでしょう。

プーチンはなぜ「バンパイア」と呼ばれたのか?

プーチンは、資金洗浄(マネーロンダリング)をするにあたり妻を利用していました。

妻にモスクワ代表を務めさせた電話投資通信会社を使って、プーチンの仲間のオリガルヒ(新興財閥。ここでは自分たちの利益ばかりを求める堕落した少数の富裕層の意)の一人は、独コンメルツ銀行でマネーロンダリングをします。

さらにプーチンは由緒ある建物の改築を命令。歴史の冒涜、文化の蔑視だという政治家や文化人らの反対を無視し、2階建てを4階建てに。ビルには銀行などお堅い店舗から寿司レストランやハンバーガー屋までが入居し、そのビルの所有者はいつの間にか妻が代表を務める財団になっていて、年300万~400万ドルの賃料がリュドミラの個人会社に入ります。

それなのに、妻はプーチンを「バンパイア」(吸血鬼)だというのは、なぜでしょうか? それは、妻さえも利用してプーチンとその仲間に金が入るようにしていたからです。仲よしのドイツ人女性に妻はこう漏らしています。プーチンは「愛する人の生き血まで吸ってしまうバンパイアのような冷酷な人」だと。

「独身のような生活」と自ら称する夫が、首相や大統領に一気に上りつめていきます。妻リュドミラは式典のたびにファーストレディとして駆り出され、つくり笑顔でカメラに収まらなければいけない。だんだん憂鬱になり、夫は「バンパイア」との思いも強まって、やがて彼女はあまり人前に出なくなりました。結局、次女が結婚した直後に離婚をすることになります。そして離婚した翌年、57歳の元妻は20歳以上年下の富豪と再婚をしました。

「どんな女性がお好みですか」と記者が聞くと、プーチンは「私はロシアの全女性が好きだ」と即答したことがありました。プーチンの女性関係はどうだったのでしょうか。プーチンには少なくとも4人の愛人がいて、そのなかでも有名なのが、アリーナ・カバエワです。

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