実は便利「路線図に載らない」直通・臨時列車たち レアな貨物線など経由、乗り換えなしで一直線
■中央線・京葉線・大宮駅から常磐線直通
武蔵野線の南流山から常磐線へは貨物線が通じている。通常は貨物列車しか走らないこの線を通る臨時列車の1つが、特急「青の絶景ネモフィラ号」だ。その名の通り、国営ひたち海浜公園(茨城県)のネモフィラの見ごろに合わせて運転する列車で、中央線や京葉線沿線、大宮駅からひたち海浜公園最寄りの勝田駅まで乗り換えなしで行ける。勝田からひたちなか海浜鉄道を利用すれば魚市場や潮干狩りへのお出かけにも便利だ。
直通路線によって運転日と運転時刻は異なるが、行きは勝田駅10時台着、帰りは勝田駅16時台発と、使いやすい時刻設定だ。
<京葉線―常磐線直通>(4月16日運転)
1号:蘇我8:15発→勝田10:16着
2号:勝田16:24発→蘇我18:24着
3号:八王子7:50発→勝田10:16着
4号:勝田16:07発→八王子18:33着
5号:大船8:15発→勝田10:26着
6号:勝田16:24発→大船18:27着
※この列車は上野東京ラインルートで運転
7号:大宮8:16発→勝田10:08着
8号:勝田16:52発→大宮18:47着
武蔵野線の線路はどこへ続く?
■多摩地域から鎌倉へ
武蔵野線は府中本町が終点と思われがちだが、その先にも線路が続いているのをご存じだろうか。実は府中本町から南に貨物線の「武蔵野南線」という路線がある。同駅を出るとトンネル、地上区間、またトンネルと続き、横須賀線の新川崎駅付近に出るという線である。
武蔵野線からこの貨物線を通って鶴見駅付近で東海道線に合流し、戸塚駅から横須賀線に入って鎌倉に至る列車が土休日に設定されている。
その1つが特急「鎌倉」である。6月25日までの毎週土日と、大型連休中の5月3〜5日に運転される。運転時刻は、吉川美南7時48分発→鎌倉9時36分着、鎌倉16時23分発→吉川美南18時10分着だ。
このほか、青梅線の青梅駅から南武線・武蔵野線経由で鎌倉へ行く、特急「花咲く鎌倉あじさい号」もある。こちらはあじさいの時期、6月10・11・24・25日の運転で、青梅8時23分発→鎌倉10時13分着、鎌倉17時21分発→青梅19時11分着だ。
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