限られた時間で仕事を終える「ダンドリ力」の極意 社内や取引先との行き違いを避けるには?
指示を出すときは、使う言葉にも配慮が必要です。「それ」「あれ」などの指示代名詞が多いと内容がわかりにくく、双方の理解のズレを生みます。また専門用語、略語は相手が意味を理解しているかどうかが大切です。言葉の意味がわからない場合、そこから質問するのは勇気がいります。
質問できず、わかったふりをして話が進んでいれば、指示内容が正しく伝わっていない可能性が高いです。そこで、「ここまでで疑問点はありませんか?」と質問を受け付けたり、「こういう場合はどうなりますか?」とこちらから逆に質問してみるのもよいでしょう。指示した内容を、相手に説明してもらう方法もあります。
そして指示を出したからといって、そのまま放置せず、途中にも声かけをし、様子を見ていきます。指示したときには理解したつもりでも、いざやってみるとできないこともあります。「うまく進んでる?」「やってみてわからないことはない?」と声をかけ、相手がつまずいていることに早く気づけば、適切なフォローができます。放置して結局指示した仕事ができていなければ、自分も組織も困ります。できたところまで見届けてはじめて、仕事を指示したといえます。
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