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パパ活で「月収60万円」15歳少女の悲しい生い立ち 10歳から歌舞伎町通い、今はホームレス生活

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  • 青柳 貴哉 元お笑い芸人/YouTubeチャンネル「アットホームチャンネル」運営
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そんな特殊な環境の中で育ったモカさんにとって、同じ境遇でともに育ったお兄さんだけが唯一の理解者であり、拠り所であったようだ。

「お兄ちゃんと私はお父さんが違うんです」

「お兄ちゃんが家を出たのは15歳。今の私とちょうど同じ歳でした」

モカさんはたびたびお兄さんを引き合いに出しながら、自分の過去を語っていった。彼女が歌舞伎町に通うようになったのも、お兄さんがいたからだという。

兄も15歳で家を飛び出し、歌舞伎町に救われていた

「私、両親は嫌いだけど、お兄ちゃんだけはすごい好きだったから、お兄ちゃんのいる歌舞伎町に行こうと思ったんです」

『Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

血の繋がりがない両親との生活は想像を絶するものだった。彼女は両親から毎日のように虐待を受けていた。そんな両親から逃げるように初めて千葉の実家を飛び出したのは10歳、小学4年生の頃。モカさんが向かった先はお兄さんのいる歌舞伎町だった。

15歳で家を出たお兄さんはさまざまな仕事を転々としたあと、歌舞伎町でホストとして働くようになっていた。モカさんは「歌舞伎町」「ホスト」などのキーワードだけを頼りに、なんとかお兄さんの働くホストクラブにたどり着く。10歳の女の子が初めて目にする歌舞伎町はどのように映ったのだろうか。僕はお兄さんから「早く家に帰れ」と言われなかったか聞いてみた。

「言わないですね。両親がやばい人だって知ってるんで」

お兄さんも同じ境遇で育ち、両親から逃げるように15歳で家を出ていた。モカさん曰く、再会した時にお兄さんは店でも人気の売れっ子ホストになっていたという。過酷な生活環境から15歳で飛び出したお兄さんは歌舞伎町にたどり着き、言うなれば歌舞伎町に救われていたのだ。そんなお兄さんが同じように両親のもとから逃げてきた妹に対して、家に帰るよう促すはずがないし、モカさんを家に帰すよりも歌舞伎町に留まらせる方が安全だと考えたのかもしれない。とにかく、10歳のモカさんは歌舞伎町に入り浸るようになった。

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