カワサキ「ニンジャZX-4RR」型破りに高性能な訳 ひさびさの400cc・4気筒、700ccバイクを凌駕

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ちなみに欧州モデルでは、スタンダード仕様の「ニンジャZX-4R」や、ニンジャZX-4RRと同じ双方向KQSに加え、USB電源ソケットなど充実した装備を持つ「ニンジャZX-4R SE」なども用意されている。これらが国内仕様に設定されるかは未発表で、日本のラインナップ構成がどうなるのかも気になるところだ。

ベテランから若い世代まで幅広いユーザーがターゲット

このようにニンジャZX-4RRは、400ccモデルでありながら、ひとクラス上の動力性能や上質な装備を持つことが魅力だ。ショー会場で、カワサキの担当者に聞いたところ、メインターゲットは「近年、増加傾向にある普通自動二輪免許を取得した若い世代」だという。同社のラインナップでは、250ccのスーパースポーツ「ニンジャZX-25R SE」なども人気だが、普通自動二輪免許で乗ることができる最大排気量となる400ccモデルを出すことで、「高速道路などで、より余裕の走りがほしいユーザーに訴求したい」という。

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あくまで私見だが、このモデルは、免許取り立ての若いライダーだけでなく、中高年のレプリカ世代にも、かなりインパクトがあるモデルだといえるだろう。とくに子育てなどで一旦はバイクをおりたが、子どもの成長や独立などで再びバイクに乗るリターンライダーには、あのフルカウルの精悍なスタイルや、1万5000rpm以上まわるという4気筒の甲高いエンジンサウンドは、若い時代に楽しんだレーサーレプリカを思いおこさせることは間違いない。また、長年バイクに乗り続けるベテランライダーで、サーキットなどでスポーツライディングを楽しむ層にも、軽くて、俊敏なマシンは注目だといえる。そういった意味で、ニンジャZX-4RRは、幅広い層から注目されていると思える。

なお、欧米では、すでに2023年秋頃の発売が発表されているが、日本でもカワサキ車の販売を手がけるカワサキモータースジャパンが、公式Twitterなどで「ただ今2023年秋に向け国内導入を準備中」と公表している。つまり、欧米とほぼ同じタイミングで登場することが期待できる。価格などは未発表だが、車体のベースとなったニンジャZX-25R SEでも税込で96万2500円だから、100万円を超えることは間違いないだろう。一方、より排気量が大きい600ccのニンジャZX-6Rは、税込み価格が140万8000円。ニンジャZX-4RRは、それらの中間あたりの価格帯になることが予想できる。

いずれにしろ、ひさびさに登場する400cc・4気筒のフルカウルモデルであるニンジャZX-4RRは、2023年話題の1台になることだけは、間違いない。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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