中山裕木子先生の『会話もメールも英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)にも書かれていますが、日本人の英語は長くなりがち。主語(I)・動詞(like)・目的語(playing tennis)の3つで基本的に表現できる、と書かれています。
この基本形を使うことで、最低限の単語数でシンプルでわかりやすい英文を作ることができます。
長い文章を作らなくていい
最後に、この英文を作る時に意識するといいのが、「長い文章を作らなくていい」ということ。
長い文章を作ろうとする時に、接続詞などを駆使して文章を繋げて長い文章を作ってしまって、結局は途中で話せなくなってしまう、なんて経験はないでしょうか。
日本語ではなかなか句点「。」にたどり着かずに長くなっているからといって、英文も長くする必要はありません。途中でピリオド「.」やカンマ「,」を適宜打ってください。
しつこいようですが、日本語から英語にそのまま訳すことはできません。ですので長い文章であっても、少しずつ文を区切って作るようにすると会話もスムーズにできるようになってきますよ。
2)まずは全体像から
英語には「文の最初は簡潔に。まずは大まかな情報から伝える」という特徴があります。次の例文を見てください。
「毎日ピアノを練習するのは大変だ。」
これをそのままの語順で英文に変換すると、
To practice the piano everyday is hard.
と表現できます。でも、主語の部分が長く、頭でっかちになってしまっていますよね。相手に分かりやすく届けるようにするには、冒頭はできるだけ短くシンプルに。そして全体像から伝えたいので、長い主語をItと置き換えて
It is hard to practice the piano everyday.
こうすることで、聞き手にとったら「大変だと感じていることがある」という話の概要、全体像が先に伝わるのです。次に何が大変なのかが明らかになる、という流れになります。
この1)2)の2つのルールを意識することで、シンプルで伝わりやすい英文が作れるようになっていきますよ。
以上の説明を読んで「難しそうだな……」と思ったあなたも大丈夫。最初にお伝えした通り、英語はお勉強ではなくスポーツと一緒。自転車に乗れるようになるのとも一緒です。やっていくうちに、自然と身についていきます。
誰だってできるようになると気楽に考えて、今から一緒に練習していきましょう。
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