資産1億超の34歳投資家「初心者はここを押さえよ」 優良ETF・投資信託から自分に合ったものを選ぼう

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定期つみたて

■手法……毎月5万円など、定期的に株式を購入する投資手法。

■購入タイミングによるメリット&デメリット…よくも悪くも買付価格・購入タイミングが分散され、平準化される。毎月自動で積立設定ができる証券会社(ネット証券大手のSBI証券や楽天証券など)で買うと決めれば、買うタイミングを悩まずに済む。相場が低迷しても、「平均購入価格を下げられる」というメリットを見いだせるため、心理的に投資を継続しやすい。

■向いている人……機械的に買えるので心地よく継続しやすいことから初心者を含め、幅広い人に向いている。

一括投資

■手法……一気にまとめて買う投資手法。

■購入タイミングによるメリット&デメリット…市場が成長する場合には、理論上は効率的になる。ただし、購入直後に相場の低迷が続くと、長期間にわたって損失を抱えることも。株価が安いときに売ってしまうという最悪の投資行動につながる可能性もある。

■向いている人……購入タイミングによる影響が大きく、人を選ぶ手法。経験者向け。

出所:『経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論』

心地よい投資②配当金が出る「ETF」、長期に適する「投資信託」

私が一般的におすすめする投資対象は、ETFと投資信託です。極端な話、全財産で1社に投資するより、数十社に分散して投資したほうが安心して眠れますよね。

この分散投資を簡単に実現できるのがETFと投資信託です。なぜならどちらも低コストで幅広く分散投資が可能で、初心者の方でも心地よく投資を続けやすいからです。配当(分配金)を得たいならETF、配当にこだわりがなければ分配金を出していない「無配型」の投資信託。どちらを選ぶかは、好みがわかれるところでしょう。

ここからETF、投資信託、S&P500、VTI、VOO、VYMといった投資用語が出てくるので、たとえ話でわかりやすく説明してみます。

次ページでは、ピザをイメージしてください
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