資産1億超の34歳投資家「初心者はここを押さえよ」 優良ETF・投資信託から自分に合ったものを選ぼう
なお、S&P500は、米国の約500の選ばれた上場会社を1つの価格で表したもののことを言います。まとめます。
・ピザ(投資資産)を大きくしたい人……投資信託が有力
・ピザの切り出しサービス(配当)がほしい人……ETFが有力
ETFのなかでも、
・厳選された米国産食材のピザがほしい人……VOOが有力
・ほぼすべての米国産食材をふんだんに使ったピザがほしい人……VTIが有力
・ピザを大きく切り出してほしい人(配当を多くほしい人)……VYMが有力
正式名称は次の通りです。
・VTI(*バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
*バンガード……世の中に存在する「ETF型ピザのレシピ(株価指数)」を作成した会社にお金を払って、そのレシピを元にETF型ピザをつくって売っている会社。ピザの切り出しサービスなども行っている。
・ VOO(バンガードS & P500ETF)
・ VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
ETFと投資信託を比較してみると
さて、用語の説明を終えたところで上の表でETFと投資信託を比較してみましょう。
■売買しやすさの観点…「ETF」は株式と同様に売買可能。取引所が開いているときにリアルタイムで売買できるので、「投資信託」に比べすばやく売買に対応可能。
■配当(分配金)の観点…「ETF」は基本的に分配金が出る。「投資信託」は分配金を出していない「無配型」がある。
■税金の観点…「ETF」は自動的に分配金という形で一部利益が確定されるため、分配金に対して税金が発生。「投資信託」は、分配金を出していない無配型の場合、税金は先送り。
※ 厳密には投資信託の分配金の支払い有無は決算を迎えるまでわからず、分配するかどうかは運用会社次第です。いままで分配金がなくとも、将来的に支払われるようになることはあり得ます。よって、この記事では分配実績がいままでないものを「無配型」としています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら