資産1億超の34歳投資家「初心者はここを押さえよ」 優良ETF・投資信託から自分に合ったものを選ぼう
まずピザをイメージしてください。ETFも投資信託も、サイズと価格が時とともに変わるピザだと思ってください。「ピザが大きくなる=投資資産が増えた」という意味です。
・ETFと投資信託は、どちらも数十〜数千の味で構成されるピザ
・個別株は、1種類の味のピザ
ETFは市場が開いている時間ならいつでも、変動する時価で買えます。投資信託は1日ごとに価格が決まっていて、注文当日や翌営業日の価格で買えます。
たとえるなら、ETFは1秒ごとに価格が変わるピザで、開店時間中(例:9時半〜16時)ならいつでもネット注文で買えます。投資信託は、1日1回、価格が決まるピザです。ネット注文した当日や翌営業日の価格で買えます。
配当金は、ピザを売る会社(「資産運用会社」と言います)が自動的に「ETF型ピザ」の一部を切り出してくれるサービスです。ピザの保有者は、そのピザの一部を切り出されたもの(=配当金)を食べてもいい(=配当を旅行や食事に使ってもいい)し、ピザのサイズを減らさないためにピザを売る会社に返却する(=配当を再投資する)こともできます。
ピザのサイズを大きくしたいなら「投資信託型ピザ」
ただし、ピザを切り出す(=配当を受け取る)際には税金として、切り出した分のうち約20〜30%を国に納めます。切り出した残りのピザを食べてもいいですし、返却も(再投資)できます。ピザが一部切り出される(=配当が出る)と、保有しているピザのサイズは当然そのぶん減ります。
ピザのサイズを大きくしたい人は、「投資信託型ピザ」がおすすめです。なぜなら、「ピザの一部を定期的に切り出すサービス(配当)がないピザ」を買える(=「分配金なし」というタイプの投資信託を買える)からです。
VOOは、約500種類の米国産イチオシ具材(米国の約500の選ばれた上場会社)でできたETF型ピザです。ピザの切り出しサイズは少なめです。この投資信託バージョンとして「eMAXISSlim 米国株式(S&P500)」があります。ピザの切り出しサービスはいまのところありません。
VTIは、約4000種類の米国産の具材(=ほぼすべての米国の上場会社)でできたETF型ピザです。ピザの切り出しサイズは少なめです。この投資信託バージョンとして「楽天・全米株式インデックス・ファンド」があります。ピザの切り出しサービスはいまのところありません。
VYMは、約400種類の米国産の切り出しサイズが大きい具材(配当を多く出す米国企業)でできたETF型ピザです。そのため、高配当株ETFと言います。
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