東大生が実践「計算力爆上がり」面白ゲームの正体 親子で一緒に取り組んでほしい「メイク10」

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それは、度重なる計算によって、脳に計算式とその結果が刻み込んであるからです。要するに覚えてしまっているということ。しかし、計算式なんて、暗記しようとするものではありません。これまでに途方もないほどの計算を実際にやってきたからこそ、計算式とその答えが、文字通り骨身に染みてわかっているのです。実際、メイク10や百マス計算を小さなころに何度もやっていたという東大生は数多く存在します。

もちろんこれだけがすべてとはいいませんが、これらのトレーニングの有用な点は、あくまでゲーム感覚でできることにあると僕は考えています。親から強制されるでもなく、自発的に考えようとする力。自立して生きていくための力を、このゲームから学び取ることができるのです。

だからこそ、遊び感覚で退屈せずに計算力を身に付けられるこのゲームは、多くの東大生から愛され続けているんですね。

親子で一緒に考えることが大事

いかがでしょうか。メイク10は本当にいつでもどこでもできる遊びなので、ぜひやってみてください!

現役東大生が小学生のころ親と一緒にやっていたこと
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とはいえ、いくらお子さんにやらせようと思っても、一方的にやれと言うばかりでは、子どもたちもついてこないもの。まずは親御さんが楽しみながら考えている様子を見せてあげることこそが、何よりも効果的です。

例えば、時計を見てみたら現在時刻が17時49分だったとします。そんなときは「1・4・7・9で10を作るにはどのように計算すればいいかな? 一緒に考えてみよう!」というように、親子で一緒に取り組むのです。

この問題の答えは(9-7)×(1+4)=10ですが、答えにたどり着けなかったとしても、たいして問題にはなりません。それは、一緒に考えることこそが何よりも大事なことだからです。

子どもだけにやらせるのではなく、親子で一緒に考える。それこそが、子どもの地頭力を上げる唯一無二のトレーニングなのかもしれませんね。

布施川 天馬 現役東大生

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ふせがわ てんま / Tenma Fusegawa

1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれ、幼少期から貧しい生活を余儀なくされる。金銭的、地理的な事情から、無理なく進学可能な大学である東大進学を志すようになる。

高校3年生まで吹奏楽部の活動や生徒会長としての活動をこなすが、自主学習の習慣をほぼつけないままに受験生となってしまう。予備校に通うだけの金銭的余裕がなかったため、オリジナルの「お金も時間も節約する勉強法」を編み出し、一浪の末、東大合格を果たす。

現在は、自身の勉強法を全国に広めるための「リアルドラゴン桜プロジェクト」を推進。また、全国の子供たちを対象に無料で勉強を教えるYouTubeチャンネル「スマホ学園」にて授業を行う。

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