東大生が実践「計算力爆上がり」面白ゲームの正体 親子で一緒に取り組んでほしい「メイク10」
通称「メイク10」と呼ばれる遊びをご存じでしょうか。この名前に聞き覚えがなくても、「4つの数字を四則演算して、どうにか10を作るゲーム」といえば、なじみがある方もいらっしゃるかもしれません。ゲームの起源は不明ですが、いまだに多くの東大生から支持され続けています。
このゲームのルールは簡単。お題として出された4つの数字から、それらを四則演算にかけて、10を作ればオッケーとなります。
例えば、1・2・3・4の4つの数字で考えてみましょう。この場合は、単純に1+2+3+4=10としてもいいですし、ちょっとひねって3×4-2×1=10などでも成り立ちますよね。あとは、2×3+4×1などでもいいでしょう。このようにして、4つの数字に対して足したり引いたりしながら10を作ることを目指すのが、このゲームの目的になります。
4つの数字は身近にあふれている
このゲームのユニークなところは、場所や時間を問わず、いつでもどこでも実行可能な点にあります。4つの数字は、意外にも身近にあふれているんです。
街中を走る車のナンバープレートを思い出してみてください。数字は何桁書いてありましたか。ぴったり4桁ですよね。もしくは、スマホの時計を見てみてください。もしあなたがデジタル式の時計を採用しているなら、そこにちょうど4つの数字が書かれているはずです。
このように、4つの数字を持ってくることは意外なまでに容易なのです。もちろん、すべての数字で10が作れるというわけではありません。しかしながら、このゲームは「10が作れるかどうか」を考えながら、いろいろ試行錯誤するところに面白さがありますから、それでいいのです。
そして、驚くべきことに、多くの子どもたちは、このゲームに対して乗り気です。僕も家庭教師の際に、ウォーミングアップがてらこのゲームを提案すると、普段は勉強嫌いな子だったとしても喜んで僕と対戦をし始めます。どちらが速く、正確に10を作る計算式を作ることができるのか、という勝負です。
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