社会主義の誤解を解く 薬師院仁志著
社会主義といえば、マルクスやレーニン、旧ソ連などを思い出す人が多いだろう。しかし、社会学者である著者は、彼らの思想だけが社会主義ではないし、その中身は多様なのだと説く。さらに日本では、社会主義=悪という偏向した考え方も残っているが、欧州では社会主義政党が健在である。誤解を解くことを目的に、客観的で中立的な立場から社会主義を理解することを目指して書かれている。
社会主義の真の理念や社会主義と共産主義の違い、日本の左派政党の存在意義などを丁寧に解説。社会主義がどのような歴史的文脈の中で生まれ、何を問題にし、何を解決することで人類の幸福を目指したのか、具体的な出来事を視野に入れながら探る。
光文社新書 903円
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