クラウンやプリウスなどの最旬カスタマイズ5選 自動車メーカーカスタム仕様を発表する真意

レックスのリアビュー（筆者撮影）

各パーツ群は、ほとんどが未発売だが、今後、具体的にどのようなパーツがリリースされるのかに注目だ。また、ブーストギアという新ブランドが、どのような展開を見せ、スバルの新車販売台数に好影響となるのかも気になるところだ。

ホンダ「ZR-V e:HEV」

純正アクセサリーを装着したZR-V e:HEVスポーツ・アクセサリー・コンセプト（筆者撮影）

ホンダでも、2023年4月21日に発売を予定する新型SUV「ZR-V」のカスタマイズ仕様を展示した。同じSUVながら、トヨタやスバルがアウトドア感を演出したのに対し、こちらは、「スポーツ」をコンセプトにしていることが特徴だ。

ベース車は、新開発の2.0L直噴4気筒エンジンと、独自の2モーターハイブリッドシステムを採用した「e:HEV（イーエイチイーブイ）」搭載車。現行シビックのハイブリッド車と同じパワートレインを採用するなどで、セダン的な乗り味を実現。また、車体の前方から後方にかけて、ボリューム感と滑らかさを両立したフォルムを持たせることで、都会的かつ流麗なプロポーションを特徴とする。

ZR-V e:HEVスポーツ・アクセサリー・コンセプトのフロントフェイス（筆者撮影）

展示車2台のうち、1台は主に純正アクセサリーを装着した「ZR-V e:HEVスポーツ・アクセサリー・コンセプト」だ。LEDフォグライトやドアミラーカバー、テールゲートスポイラーは、発売予定の純正品をそのまま装着している。フロントバンパー下部のロアースカート、ボディサイドやリアバンパー下部のロアーガーニッシュには、純正アクセサリーをベースに特別な加飾を施した仕様だ。さらに「ZR-V」のロゴやホンダの「H」マーク、「e:HEV」などのエンブレム類、19インチのホイールなどにはブラック塗装を施すことで、よりマッシブなイメージも演出。外装色ブルーとのコントラストにより、色調的にもスポーティさを印象付けるカスタマイズだ。

無限がカスタマイズを手がけたZR-V e:HEVムゲン・カスタム・コンセプト（筆者撮影）

もう1台は、ホンダ車用アフターパーツやレース用部品などを手がける「無限」ブランドのコンセプトカーだ。「ZR-V e:HEVムゲン・カスタム・コンセプト」と名付けられたホワイトボディの車両には、まだほとんどが開発中だが、数々のレースでも実績がある無限らしさを追求したパーツ類を装備する。