ZR-V対クロストレック、ホンダ&スバルSUV対決 都会派か、アウトドア派か、好みがわかれる2台
2023年早々に国内投入される新型SUV、スバル「クロストレック(CROSSTREK)」とホンダ「ZR-V」。クロストレックは、国内で「スバルXV(エックスヴィ)」の名称で販売されていたモデルの3代目で、新型は北米市場などで使われてきたグローバルネームに統一されての登場だ。2022年11月より受注が開始され、同年12月1日には国内価格を発表。2023年より順次デリバリーが開始されるという。
一方のZR-Vは、北米で2022年6月に発売されたミドルサイズSUV「HR-V」の国内仕様版。フロントフェイスなど各部を日本専用装備とし、2023年4月21日に発売が予定されている。
いずれも、熾烈なシェア争いを繰り広げるSUV市場へスバルとホンダが投入する戦略モデルだが、車格やパワートレーンなど、両モデルが持つ性格や個性はかなり近しい。とくにクロストレックは、新型になってスバル独自のシステム「e-BOXER(イーボクサー)」を採用するハイブリッド車のみの設定となったが、ZR-Vも主力は同じく独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載車。どちらも、エンジンの排気量を2.0Lに設定するほか、2WD(FF)と4WDを用意し、4WDでは雪道や悪路で高い走破性を誇るなど、さまざまな類似点がある。
そこで、ここでは、両モデルの詳細を比較することで、それぞれの実力や個性、商品力などの違いや魅力などに迫ってみたい。
スバル「クロストレック」のプロフィール
クロストレックは、前述のとおり、国内でスバルXVの名称で発売されていた。初代モデルは2012年に登場し、コンパクトとミドルの中間に位置するボディサイズを持つことで、スバルSUVラインナップのエントリーモデルとして人気を博した。先代となる2代目は2017年に発売され、モデル名を北米など海外仕様と同じクロストレックと変更した新型は3代目となる。
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