クラウンやプリウスなどの最旬カスタマイズ5選 自動車メーカーカスタム仕様を発表する真意

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リアビュー
クラウン アウトドアコンセプトのリアビュー(筆者撮影)

まさに、都会派からアウトドア派へのトランスフォーム。展示ブースで、トヨタの担当者に聞いたところ、「反響次第では、例えば、特別仕様車を出すことなども検討する」という。トヨタでは、かつて、シエンタなどのアウトドア仕様として「グランパー」という特別仕様車を発売したことがある。クラウンでも、市場の反響が大きければ、同様の仕様が登場する可能性はあるだろう。また、同担当者は、「他社とコラボレーションモデルなども面白いかもしれない」と言及。

積載量アップとともにアウトドア感を強めているアルミ製ルーフラック(筆者撮影)

恐らく他社とは、アパレルなどのアウトドア系ブランドなどを持つ企業を意味するのだろう。日産でも、コンパクトSUVの「キックス」をベースに、コロンビアとコラボした仕様を限定販売しているから(現在は受注を一時停止中)、トヨタでも、同様の人気ブランドとコラボした特別モデルを出すことも十分にありえるだろう。

さらにクラウンには、今後、クロスオーバーのほかに、「スポーツ」「セダン」「エステート(SUV)」といった3タイプを発売することも明かになっている。なかでも、SUVタイプのエステートは、クロスオーバーよりも、よりオフロードイメージを強める可能性もある。そう考えると、今回のコンセプトモデル展示は、将来発売するSUVタイプのための顧客リサーチ、もしくは布石などを兼ねているのかもしれない。いずれにしろ、今回のカスタマイズ仕様は、個人的にもかなりかっこいいと思う。「このままの仕様」が一番好ましいが、仮にすべては無理だとしても、特別仕様車もしくは新型SUVへ、可能な限りフィードバックされることを望みたい。

スバル「クロストレック ブーストギアコンセプト」

クロストレック ブーストギアコンセプト
スバルが展示していたクロストレック ブーストギアコンセプト(筆者撮影)

スバルでは、2022年12月に発表した新型SUV「クロストレック(CROSSTREK)」と、2022年11月登場の「レックス(REX)」をベースとし、同社が2023年から展開する新しいサブライン・ブランド「ブーストギア(BOOST GEAR)」のコンセプトカーを展示した。

クロストレックは、国内で従来「XV」の名称で販売されていたモデルの3代目だ。新型は、北米などで使われてきたグローバルネームに統一されて登場した。2.0L・水平対向4気筒エンジンとモーターを組み合わせた独自のハイブリッドシステム「イーボクサー(e-BOXER)」を採用し、4WD車には独自のAWDシステム「シンメトリカルAWD」も装備し、悪路での高い走破性を実現する。

また、レックスは、ダイハツ「ロッキー」のOEM車で、1.2LのNA(自然吸気エンジン)を搭載。どちらのモデルも、SUVらしさを前面に押し出したタフなイメージのスタイルや、広い荷室などアウトドアユースも考慮した使い勝手のいい装備を持つことが特徴だ。

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