大学合格「小倉優子」411日支えた東大生が語る勝因 3児を育てながら受験勉強に打ち込めた理由

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当たり前ですが、「いろんな人から応援された受験」というのは、モチベーションが全然違います。小倉さんは、「自分のために」受験を始めたわけではありませんでした。お子さんをこれから育てていくうえで、しっかりと知識と教養を得るために、大学で学びたいと思った。つまりは、「お子さんのために」受験勉強したのです。

その過程で、多くの人から応援され、「自分も小倉さんが頑張る姿から勇気をもらった」「頑張ってほしい!」という応援の声が届くようになりました。これこそが、小倉さんの勝因だったのではないかと思うのです。

他人のためだと何倍も頑張れる

「応援されているかどうかなんて、関係ないんじゃないの?」

「モチベーションの差で何かが変わることなんてある?」

と思うかもしれませんが、やはりこの差は大きいです。例えば東大の受験生でも、学校の授業を聞かずに内職していたり眠っていたりして、先生から応援されていない受験生って、やっぱり不合格になることが多いんですよね。受験に関係のない授業とかで寝ていたり、内職していたりするほうが勉強時間は長くなるのに、です。

人間、自分のためだったらいつでもやめることができます。やめたとしてもマイナスになるのは自分1人だからです。しかし、それが人のための受験だったら、なかなかやめることはできません。そして、「自分のため」よりも「他人のため」だと人間は頑張れるものです。

「今自分が頑張ることが、自分の子どもや、周りや多くの人にいい影響を与える」と思えるようになれば、人間は1人で勉強しているときの何倍も、頑張れるものなのです。この差は、非常に大きいと思います。地頭とか才能とかそういうものの差異よりも、モチベーションの差のほうが大きいのではないでしょうか。

今回、われわれカルペ・ディエムのメンバーもいろんなことを学びました(詳細はこちら)。そして僕自身も、その「いい影響」をもらった側の1人です。みなさんもぜひ、この小倉さんの努力から、何か学び取ってもらえたら幸いです。

布施川 天馬 現役東大生

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ふせがわ てんま / Tenma Fusegawa

1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれ、幼少期から貧しい生活を余儀なくされる。金銭的、地理的な事情から、無理なく進学可能な大学である東大進学を志すようになる。

高校3年生まで吹奏楽部の活動や生徒会長としての活動をこなすが、自主学習の習慣をほぼつけないままに受験生となってしまう。予備校に通うだけの金銭的余裕がなかったため、オリジナルの「お金も時間も節約する勉強法」を編み出し、一浪の末、東大合格を果たす。

現在は、自身の勉強法を全国に広めるための「リアルドラゴン桜プロジェクト」を推進。また、全国の子供たちを対象に無料で勉強を教えるYouTubeチャンネル「スマホ学園」にて授業を行う。

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