外資系企業を悩ます「フライジン」、大震災と原発事故で脱出外国人が続出、機能不全に

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 こうした現象については、「フライジン」という新しい言葉も登場している。逃げる、という意味のflyと、ガイジンを組み合わせた造語だ。http://flyjin.com/という専門のサイトまで登場。

「ニューヨーク・タイムズ」の現代用語についてのコラム「Schott’s Vocab」(3月24日付け)でもこの新語を取り上げ、「日本から逃げようとする外国人」と定義している。http://schott.blogs.nytimes.com/2011/03/24/flyjin/

日本にいる外国人すべてがフライジンとなるわけではないが、日本で得られる情報と、出身国の大使館や外国語メディアが発する情報とのあいだのギャップに混乱し、家族や自分の身の安全を守るため、独自に判断するケースが多いようだ。

いったんフライジンとなった外国人が再び日本に戻ってきたとき、周りから冷たい目を向けられがちなことについても、海外メディアでは日本的な現象として紹介している。
(勝木 奈美子 =東洋経済オンライン)

写真はイメージです。本文とは関係ありません。撮影:尾形文繁
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