3つめは、「『寝返りが打ちにくい』ことも『睡眠の質』につながる」ことです。
関係なさそうに見えがちですが、「寝具」は「睡眠の質」と大いに関係があります。人は眠っている間に寝返りを打つなどして結構、動くものです。このときに「寝返りが打ちやすい寝具」であることが重要です。
寝具は、最近ではさまざまな機能のものがありますが、体が沈み込んでしまうようなものだったり、枕が合わなかったりすることも、寝返りが打ちづらくなってしまう原因のひとつになります。
寝返りが打ちづらくなると、「寝ている途中で起きてしまう」「眠りが浅い」など「睡眠の質」を下げてしまうことにつながります。
枕1つでも「睡眠の質」は変わりますので、一度、寝具を見直してみるといいかもしれません。
もうひとつ、「ナイトウェア」も睡眠の質に大きく関係します。
人は睡眠中に「深部体温」が下がります。この「深部体温」を上手に下げることも、「睡眠の質」と関係があります。「深部体温」を下げることで「脳内の温度」も下がり、脳を休めることができるからです。
「深部体温」を下げるためには、末端から上手に熱を逃がすことが大事です。また人は睡眠中に少なからず汗をかくものですが、これも体温の調節のためです。適度に気化熱で体温が逃げたほうが「深部体温」が下がるからです。
しかし、あたたかいほうがいいといって、モコモコに着込んでしまうと「深部体温」が下がり切らず、その結果、熟睡しづらくなって「睡眠の質」を下げてしまうことになってしまいます。
私は、汗をよく吸い取ってくれて通気性もよい「スポーツウェア」をおすすめしています。「たくさん汗をかかない程度の涼しい格好で寝る」ことが「睡眠の質」にとっては大切なことです。
「睡眠の質」を上げて「100年心臓」を手に入れる
理想の睡眠時間は7~8時間ほどですが、「睡眠時間は少々短くても熟睡を心がける」ことが「睡眠の質」を上げるためにも大事なことです。
「心臓の休息タイム=就寝時」には、ムダに「交感神経のスイッチ」を入れないような工夫が必要ですが、決して難しいことではありません。普段の生活をちょっと見直すだけで「睡眠の質」はぐんと上がります。
「夕方以降に飲むカフェイン
みなさんも「睡眠の質」を上げる工夫をして、「心臓にやさしい休息タイム」をつくり、人生100年時代を最期まで満喫できる「100年心臓」を、ぜひ手に入れてくださいね。
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