「高カカオチョコ」身体に効く食べ方ダメな食べ方 食べ方の基本は「1日25gを5回」に分けること

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■高カカオチョコQ&A、教えて栗原先生

Q、食べれば食べるだけ効果が出ますか?

A、いいえ、たくさん食べれば効果が高くなったり、早く出たりするわけではありません。体にいい高カカオチョコも、食べすぎはよくありません。大切なのは、毎日の食前・食間に適量を必ず食べ、まずは3カ月続けること。まとめて食べたり、ときどき食べたりするのでは、効果は十分に得られません。

食前とは食事の何分前?

Q、カカオの含有量が多いほうが、効果が大きいのですか?

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A、はい、含有量が多いほうが効果は高まります。ただし、食べ続けることが大切なので、カカオ分70%以上のもののうち、自分にあった含有量のものを選びましょう。

Q、高カカオチョコを食べれば、血糖値の薬はやめてもよいのですか?

A、急に薬をやめてしまうと症状が悪化するおそれがあります。まずは薬を続けながら、高カカオチョコを試してください。高カカオチョコの効果で薬の効果も高まり、徐々に薬を減らしていくことができるでしょう。

Q、食前とは、食事の何分前に食べるのがよいですか?

A、食事の食前でOKです。高カカオチョコを食べたあとの食事中は、糖質の吸収がゆるやかになるので、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

Q、ノンシュガーチョコレートでもよいですか?

A、高カカオチョコと、ノンシュガーチョコは違います。ノンシュガーチョコとは、糖類がゼロのチョコのことで、糖類はゼロですが、糖質がゼロとは限りません。カカオ分が多いとも限りません。チョコレートは、「カカオ分70%以上」を基準に選びましょう。

栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋医院長

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くりはら たけし / Takeshi Kurihara

医学博士。北里大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院特任教授、東京女子医科大学教授を歴任。2008年、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。「血液サラサラ」の提唱者の1人でもある。主な著書・監修書に、『決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ』『ズボラでも中性脂肪・コレステロールは下げられる!』(ともに宝島社)、『栗原式 書いて下げる魔法の血圧手帳』(笠倉出版社)、『お茶のすごい健康長寿力 高血糖、高血圧、肥満、内臓脂肪から免疫力、認知症、不眠、イライラまで効く!』(主婦の友社)など多数
 

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