「高カカオチョコ」身体に効く食べ方ダメな食べ方 食べ方の基本は「1日25gを5回」に分けること

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
高カカオチョコの健康効果を得るためには、「どれくらい」「いつ」食べればよいのでしょうか(写真:moto/PIXTA)
この記事の画像を見る(4枚)
生活習慣病でクリニックを訪れる患者さんたちに、栗原毅医師が必ずすすめるのが「高カカオチョコ」だそうです。高カカオチョコの健康効果を得るためには、「どれくらい」「いつ」食べればよいのかを、栗原医師に教えてもらいました。本稿では『高カカオチョコのすごい健康長寿力』を抜粋し再構成のうえお届けします。

カカオ分70%以上のチョコレートのこと

高カカオチョコとは、カカオの含有量を70%以上まで増やし、カカオ以外の成分(砂糖や乳脂肪など)を極力抑えた健康志向の食品のこと。カカオの成分が多いものほど甘さが控えめ。スーパーマーケットやドラッグストアなどで購入可能。

■高カカオチョコの効く食べ方1:1日25gを5回に分けて食べる

「高カカオチョコの効果」は、基本的に「1日25gの高カカオチョコを摂取する」ことで期待できるものです。1日25gには、「有効成分がきちんと作用する」ことに加え、「毎日食べても大丈夫な量」という意味があります。

高カカオチョコにも、微量とはいえ糖質や脂質が含まれるので、大量に食べると糖分やカロリーをとりすぎてしまいます。ちなみに、高カカオチョコ25gの糖質量は8g、エネルギー量は140kcalです。

また、効果は長時間持続しないので、まとめて食べず、1日5回に分けて食べましょう。

■高カカオチョコの効く食べ方2:朝昼夜の食前と食間に食べる

(画像:『高カカオチョコのすごい健康長寿力』)

高カカオチョコを食べるタイミングは、「1日3食の食前と食間」が最適です。含まれる有効成分には、「糖質の吸収をゆるやかにする」「血糖値を調整するインスリンの効き目を上げる」などの作用がありますが、いずれも「食事より先に高カカオチョコをとること」で効果を発揮します。

血糖値は食事を始めると同時に上がり始めるので、少しでも先にとることが大切なのです。

また、有効成分の作用の継続は2~3時間といわれます。食間も食べ、血管を守る、脳を活性化するといった、ほかの効能を常時有効にしておきましょう。

次ページインスリン分泌を抑え脂肪の蓄積を防ぐ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事