「ネガティブな暗示」をかけてない?
発達障害の方に、PTSDのような症状が出るリスクが高いということは、おわかりいただけたと思います。
しかし、ここでひとつ注意したいことがあります。近頃はさまざまな場所でPTSDやトラウマ、フラッシュバックといった言葉が用いられるようになり、認知度も上がってきました。それと同時に、言葉がひとり歩きしているという印象もあります。
私個人としては、日常生活で起こったストレスに対してこれらの言葉を用いるのはあまりおススメできません。
確かに、「仕事で失敗して怒られた」「恋人にフラれた」などの出来事はつらいことです。しかしそれを思い出して「フラッシュバックする」「トラウマだ」などと強い言い方をしてしまうと、ネガティブな気持ちも強まってしまいます。
これらの言葉は、自分自身を苦しめるためにあるのではありません。そういう言葉があるんだなと思う程度にして使い過ぎないようにしましょう。
自分の心を守るためにも、そのネガティブなイメージにいかにとらわれないようにするかが大切です。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら