4代目プリウス購入者「60代以上が過半数」の事実 4282人の購入者データで振り返る先代の足跡

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その翌年の2017年も1位と好調で、2018年は3位(1位はノート、2位はアクア)となるも、2019年に再び1位に返り咲く。しかし、2020年から急激に販売台数は減少する。2021年、2022年も前年割れが続く。2020年といえば新型コロナウイルスの感染が広がった年であるが、コロナ禍とはいえ販売台数の落ち幅は大きすぎる印象だ。

フロント・リアのデザインが変更された後期型モデル(写真:トヨタ自動車)

理由はいくつか考えられるが、1つには同じトヨタ内に「ヤリス」など新たな人気モデルがしたことがある。それらのモデルにはもれなくハイブリッド仕様車がラインナップされ、ハイブリッド専売車であることの価値が相対的に低くなった。加えて、SUV人気に押しやられた点も、影響としては大きいだろう。

総支払額「250万円」が1つの基準に

ここからは購入者のデータを見ていく。まずは「車種決定のこだわり度」から。

プリウスの「ぜひこの車種に」は45%となっており、他の車種と比較するとアクア、フィット、ノートのコンパクトカーよりは高いがBEVのリーフよりは低く、カムリとはほぼ同じである。プリウスオーナーの“プリウスへのこだわり”は、特段高くも低くもないといったところだ。

続いて性別・年代構成を見てみよう。最も多いのは60代以上の男性で、37%だった。

女性も60代以上が21%であり、合わせて60代以上の割合は58%と高い。デザインの方向性よりも、それまでに築かれてきたプリウスというブランドへの信頼感が、シニアに選ばれる理由なのだろう。デザインを一新した5代目では、「決定のこだわり度」がどれほど強いこだわり側へ動くか、またユーザーの若返りが進むのかに注目していきたい。

次に取り上げるのは、価格に関するデータだ。4代目プリウスの「値引き前車両本体+オプション価格」の平均値は329万円であり、下位グレードよりも中上位グレードのほうが売れていたと考えられる。値引きおよび下取り額を引いたあとの「最終支払い額」は270万円であった。

アクアの210万円より60万円高く、250万円を超える予算があるかどうかが、プリウスにするかアクアにするかの1つの判断基準になっていそうである。さらに走りや高級感、室内空間などを求める人は、100万円ほど価格帯は上がるがカムリが選択肢に入るだろう。

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