4代目プリウス購入者「60代以上が過半数」の事実 4282人の購入者データで振り返る先代の足跡

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では、4代目プリウスのオーナーはどこを気に入って、購入したのか。最もスコアが高いのは「燃費の良さ」であった。ハイブリッドカーとして鮮烈なデビューをかざった初代から、「プリウス=低燃費」のイメージが多くの人に届いていることがわかる。

一方で「スタイル・外観」の評価は低い。タイプが違うので単純比較はできないが、カムリは8割近い人が「気に入った」と答えたのに対し、プリウスは4割に満たなかった。デザインについては4代目の発表当時から評価が割れていたが、それが表れていると言えよう。

各車に「あてはまるイメージ」の回答結果も紹介する。多くの購入者に選ばれたものを順位形式で示したものが、以下の表だ。

最も多くの票を集めたのが「環境にやさしい」であり、2人に1人が選択している。続いて「経済的」「先進的」「安全」「信頼」と続く。同じくトヨタのハイブリッド専売車であるアクアでは、「先進的」「信頼」のかわりに「カジュアル」「都会的」がランクインしており、キャラクターの違いが見て取れる。

環境にやさしいイメージはあれど……

最後にプリウス購入者の「環境に対する意識」を2点ほど示しておこう。プリウスの気に入った点として「燃費の良さ」を、そしてプリウスにあてはまるイメージとして「環境にやさしい」と答えた人が多かったが、だからといって必ずしも「環境意識が高い」わけではないようだ。

「環境保全のためなら多少余分に車にお金を払ってもよい」に、「あてはまる」と回答した人はわずか1割で、リサイクル素材を使用した商品の購入についても、同程度であった。環境に優しいプリウスは気に入っているが、「お金を払ってでも環境に良い車を買いたいか」と聞かれれば、「Yes」と答える人は少ないという結果となった。

今回は、5代目プリウスが登場したタイミングとして、先代モデルである4代目プリウスの購入者像を明らかにした。大きく印象を変えた5代目の販売が進んでいったとき、その購入者の年代やキャラクターに変化があるのかないのか。もう少し時間が経ったら、5代目初期購入者の分析も行ってみたい。

三浦 太郎 インテージ シニア・リサーチャー

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みうら たろう / Taro Miura

北海道大学大学院理学院卒業後、インテージ入社。自動車業界におけるマーケティング課題の解決を専門とし、国内最大規模の自動車に関するパネル調査「Car-kit®」の企画~運用全般に従事。

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