「タモリ倶楽部」終了、とてつもない寂しさの正体 なぜ「Mステ」「ブラタモリ」より先に終わるのか
「タモリ俱楽部」は隔週で撮影し、ロケも近場であるうえにスタジオでの企画もあるなど、日本全国でロケを行う「ブラタモリ」(NHK)や、金曜21時台の生放送である「ミュージックステーション」と比べると、体力的な不安はそれほどないでしょう。また、タモリさんは18日に放送された「タモリのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、ふだんは散歩や昼飲みをするなど、悠々自適な日々を過ごしていることを明かしていました。だから「『タモリ俱楽部』終了は健康不安か」などと書く記事がないのです。
それでもタレントには一般企業のような定年退職がないため、タモリさんほどの大物になると自ら「番組終了」を考えなければいけないもの。今回のようなケースでは、「放送〇周年」や「放送〇回」などの節目を迎えるたびに今後の意思確認をされたり、雑談の中で話題に出したりすることで、「じゃあそろそろ」と終了を決めるという話をテレビマンたちから何度か聞いたことがあります。タモリさんも制作サイドも真相は語らないでしょうが、どちらから終了の話を切り出したとしても、それにさほど意味はないのかもしれません。
深夜帯は若手を起用
しかし、「タモリ俱楽部」と同じ24時台に放送しているテレビ朝日の深夜バラエティを見ていくと、MCは「キョコロヒー」の齊藤京子さん(25歳)とヒコロヒーさん(33歳)、「NEWニューヨーク」の嶋佐和也さん(36歳)と屋敷裕政さん(36歳)、「ハマスカ放送部」のハマ・オカモトさん(31歳)と齋藤飛鳥さん(24歳)、「トゲトゲTV」の福田麻貴さん(34歳)と加納さん(34歳)、サーヤさん(27歳)など、20代・30代の若手ばかり。
50代以上は「爆問×伯山の刺さルール!」の太田光さん(57歳)と田中裕二さん(58歳)だけであり、さらに遅い時間帯の25~26時台も含め、「深い時間帯は若手を起用して若年層の視聴者を獲得しつつ、ゴールデン帯や23時台への昇格を狙わせよう」という編成意図が見られます。
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