食べるだけで「50代がどんどんやせる」意外な食品 アンチエイジングの"神"細菌「LPS」がたっぷり

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さらに具材には、いかやたこ、ごぼうなど、噛みごたえがあるものを加えましょう。よく噛むことで自律神経が刺激され、DITが高まることがわかっています。唾液の分泌が増えて消化を良くし、満腹感も高まるため、食べ過ぎ防止にもつながります。DITは、よく味わってゆっくり食べるだけでも高まることもわかっています。五感で味と香りを楽しみながら、じっくりいただきましょう。

アンチエイジングの神細菌「LPS」

50代になったら、太りにくい体を維持するのも大切ですが、さまざまな病気に負けないために、免疫力をアップすることが必要不可欠です。私たちの免疫力は加齢とともに落ちていくので、本格的に病気にかかりやすくなる60代に入る前に、強い体を作っておくに越したことはありません。

免疫力を上げる栄養素には、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛などがありますが、ここでは、最近話題のLPS(リポポリサッカライド)にふれておきましょう。

これは主に土の中に存在する細菌の成分で、土の中で育つ根菜やきのこ類などに多く含まれています。人間の体内では作り出せないので、食事でとる必要があります。LPSは、免疫細胞「マクロファージ」の働きを高め、免疫力を上げることが明らかになっています。

腸内環境も改善させ、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果があると考えられています。

LPSは土の中に多く存在する細菌なので、自然な土で栽培されたものに豊富です。無農薬や減農薬栽培された、泥つきの野菜に特に多く含まれています。

幅広い食材に含まれていますが、特に豊富なおすすめの食材としては、れんこん、ほうれん草、小松菜、ピーマン、きゅうり、オクラ、ししとう、きのこ類、豆類などが挙げられます。

きのこの中では、特にLPSを多く含むのはひらたけです。なめこやしいたけ、マッシュルームも豊富です。

豆類の中では、さやごと食べられるスナップえんどうやさやえんどう、皮ごと食べるくるみやごまなどの種実類もおすすめです。

果物にもLPSは含まれており、りんご、なし、いちじく、桃などに豊富です。

わかめやめかぶ、とろろ昆布、のり、ひじきなどの海藻類にも含まれています。

調理の注意点としては、LPSは皮に多く含まれているので、食べられるものは皮ごといただくようにしましょう。LPSは水に溶けやすいので、長く水にさらしたりしないこと。熱に弱いので、できるだけ生で食べるのがおすすめです。加熱する場合も、さっと火を通すくらいにしたほうがLPSの損失が少なくてすみます。

以上の通り、LPSは私たちが日頃から口にしているさまざまな食材に含まれています。これらをまんべんなくとることで、栄養のバランスもかなりよくなります。今後、日々の食事を考える際の参考にしていきましょう。

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