マクドナルドのコーヒー大刷新に見た確かな道筋 わざわざ強調する「カフェ」にもっと来てほしい
ここまで多方面からリニューアルしたため、1年半の開発期間をかけ、社内外の約100人のメンバーが関わったという。実際の抽出には約3分半かかり、“ガツンとしたコクのある味わい”を掲げた。新旧のコーヒーを飲み比べると、味が変わったのが実感できる。
![日本マクドナルド ナショナルマーケティング部の亀井理華部長](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/570/img_47eda1e6c893ec9e483df86eb64c0f82131079.jpg)
ドリッパーの違いを説明するナショナルマーケティング部の亀井理華部長、2001年に新卒で入社した(写真:日本マクドナルド、撮影のためマスクを外しています)
![マクドナルドのプレミアムローストコーヒー、飲み口のサイズも「18.7mm×14.6mm→22mm×24mm」と大きくなった](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/2/6/570/img_265daa46a4aa8c25ea7dcc38d4ade6c3184252.jpg)
飲み口のサイズも大きくなった(写真:日本マクドナルド)
IEOコーヒー需要の8割弱が「ミルクなしコーヒー」
マクドナルドの発表資料で、興味深いデータがあった。
「手軽に食事をとることができる」場所を指すIEO(Informal Eating Out)コーヒー市場における動向だ。
(外部配信先ではグラフ・図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
![IEOコーヒー市場のコーヒー類ラテ類の利用杯数](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/a/7/570/img_a7decd5778747bba01b2eec108ce0215142542.jpg)
「カフェラテ」や「カフェ・マキアート」などミルク入りコーヒーが人気のイメージがあるが、8割弱は「ブラックコーヒー」なのだ。
また、同じ調査で「IEOコーヒー類・ラテ類シェア」によれば、コンビニA社、マクドナルド、カフェチェーンA社のシェアが高く、3強となっていた。コンビニA社は「セブン-イレブン」、カフェA社は「スターバックス コーヒー」だと思われる。
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