JR西日本、梅田エリア「座って通勤」拡大の切り札 特急列車を増発、「Aシート」は新車両を導入

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225系「Aシート」
JR西日本の新型「Aシート」車両(記者撮影)
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JR西日本が有料着席サービスの強化に動き出した。

まず、有料着席列車の代表格である特急列車の強化である。3月18日のダイヤ改正日、大阪駅地下の「うめきた」新ホームが供用開始する。これにより、野洲・草津・京都―関西空港間を運行する関空特急「はるか」、京都と南紀方面を結ぶ特急「くろしお」が大阪駅に停車する。この2つの特急列車は大阪環状線の西側にある梅田貨物線を走っており、現在は大阪駅には停車できない。しかし、梅田貨物線の改良と新ホーム設置に伴い、大阪駅停車が可能になる。

ダイヤ改正後、大阪駅には関西空港・和歌山方面からの特急列車が平日朝7~9時台に8本停車する。また、草津・京都方面からの特急は、現状では「サンダーバード」「びわこエクスプレス」など6本だが、ダイヤ改正後は「はるか」が5本加わることで11本へと増える。夕方の時間帯も本数が増え、18~20時台に大阪駅を発車する特急は京都・草津方面行きが14本、関空・和歌山方面行きが10本となる。

特急増発で通勤客にアピール

梅田エリアで働くビジネスパーソンにとって、朝夕の通勤時間帯に大阪駅に停車する特急列車が増えれば、座って通勤できる機会が増えることになる。もちろん無料で座れるわけではなく、確実に座りたいなら普通運賃のほかに指定席特急料金がかかることになるが、JR西日本は京阪神地区の一部区間で特急料金がおよそ半額となるチケットレス特急券サービスを実施している。これを使えば、朝夕の時間帯なら姫路―大阪間が750円(通常は1520円)、京都―大阪間が550円(通常は1190円)となる。

さらに、ダイヤ改正後は4月28日までキャンペーン期間として全区間一律390円に引き下げる。「割安な料金設定で乗車できる機会に少しでも多くの人に利用いただき、着席通勤の快適さを体感してほしい」(JR西日本)。

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