【産業天気図・通信業】新規参入続々、番号ポータビリティ制もスタート!3社寡占体制に終止符打ち、戦国時代に突入

●お天気概況
 ソフトバンク傘下の日本テレコムが格安固定電話サービス「おとくライン」を始めたことで、通信業界は顧客争奪戦が過熱している。ソフトバンクの攻勢を受けたNTTは20年ぶりに固定電話の基本料金を値下げ。KDDIも新たな固定電話サービス「メタルプラス」を今年から開始した。各社の利益源である携帯電話もほぼ頭打ち。成熟に伴って競争が激化すれば、今後はNTTなど携帯電話頼みの収益構造に限界を来しかねない。

●今後の注目点
 現在9兆円ともいわれる携帯電話市場はNTT、KDDI、ボーダフォンの3社が占拠する。しかし、今年は新規参入事業者に携帯電話用の周波数が割り当てられることが決まっており、ソフトバンクやイー・アクセスなどが名乗りを挙げる。さらに2006年には番号ポータビリティ制度が導入され、今から大きなシェア変動の可能性が指摘されるなど携帯電話市場は、これから大いに波乱含みだ。
【井下健悟記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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