パワフルなモーターを備えたミキサー、という非常にシンプルな製品で、前述のグリーンスムージーなどで家庭に広まった。業務用では、スターバックスのフラペチーノのような、コーヒー系のスムージーでも利用されている。
価格はかなり高い部類に入るが、5年から7年保証期間があり、実際筆者のマシンも3年間、特に不具合はない。朝ストレスなく素早くスムージーが作れるという点では、ちょこちょこ安いモデルを買い換えるよりもよいのではないだろうか。
家庭用は3シリーズ
そんな理由から、しばらくラインアップを見ていなかったが、米国Vita-Mixのウェブサイトを見ると、家庭用は3シリーズに分かれていた。
最も新しいシリーズは、小型でデザイン性を重視し、最も低価格にしたS-Series。約600mlの小さな断熱構造のカップと、約1200mlの大型のコンテナーが付属し、前者はフタを着けて作ったドリンクをそのまま持ち出せる。こちらは日本でも発売がアナウンスされた。
従来のモデルを中心にカテゴリ化したのがC-Seriesで、日本の正規代理店から購入できるTNC5200、PRO500の2機種はこれに属する。約1800mlのコンテナーが付属。後者のPRO500には、あらかじめレシピ用のプリセットが用意されており、より簡単に利用できる。
筆者が使っていたPRO300は、PRO500のようにレシピ機能などはないが、なぜか次世代モデルのG-Seriesに位置づけられていた。よりパワフルなモーターと静音性がその理由だそうだが、それでも、「音が大きい」と連呼したくなるほどの音は出る。
グリーンスムージーのほかには?
さて、わが家のVita-Mixの主たる用途は前述のとおりグリーンスムージーだが、そのほかの用途にも多彩に利用できる。たとえば果物をベースにしたドレッシング作りや、穀物をパウダー状にすること、ピーナッツなどのペースト作りなどにも活躍する。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら