目の疲れ「1時間に1回3分の休息」で劇的に変わる スマホを見続ける人が知らない「目」への大影響

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遠くを見る習慣をつけてみませんか?(写真:まちゃー/PIXTA)

遠くであれば、何を見ても有効です。遠くの山並みや水平線など自然の風景を見られれば、気分もリフレッシュして最高ですが、窓から見える遠くのビルやタワーを眺めるだけでも、十分効果的です。

ただし、遠くの風景の写真を見てもダメ。目から写真までの距離にピントが合うので、目の毛様体筋はゆるみません。オフィスや自宅から見える、遠くの何かを見つけておくといいでしょう。

POINT! できるだけ遠くに焦点を合わせて毛様体筋を定期的にゆるめたい

1時間に一度、5m以上先をぼーっと見る

目の緊張は室内でもゆるめることができます。パソコンの画面は目からおよそ50㎝程度なので、1時間ごとに2〜3分でいいので、5m以上先のものをぼーっと見ると、毛様体筋の緊張はほぐれます。

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できれば、目線より少し高めのものを見ることで、うつむきがちな姿勢を正すのも有効。離れた壁にはってあるカレンダー、掛け時計などをぼんやりと見るくせをつけましょう。何を眺めるかを決めると、習慣になるのでおすすめです。

作業に集中していると、時間の経過に気づかないことも多いので、1時間に一度のペースでアラームを鳴らすのもいい方法です。作業中でも中断して、目のケアタイムに。

座って作業を続けているときは、立ち上がって体をほぐし、肩や首のこりをほぐすストレッチも行えば、効果が倍増します。明るい場所で姿勢を正し、できるだけ負担を減らすことは言うまでもありません。

POINT! 手元を見ていた目の疲れをとるには、ぼんやりと室内を眺めるのもいい
深作 秀春 眼科専門医、深作眼科院長

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ふかさく ひではる / Hideharu Fukasaku

神奈川県横浜市生まれ。米・独で研鑽を積み、白内障や緑内障などの近代的手術法を次々と開発。米国眼科学会理事を務め、眼科殿堂選考委員、学術賞審査委員などを歴任。それまで不可能とされた眼病の新しい治療法の開発や多くの革新的眼科手術法の開発により、国際眼科学会最高賞を20回受賞。2017年には、世界最高の眼科外科医に贈られる「クリチンガー・アワード」の欧米以外の医師では初めての受賞者となった。現在は世界最高のスーパードクターとして25万件の手術実績を有し、日本中だけでなく世界中から患者が治療を求めて来院する。他方でプロ芸術家でもあり多摩美術大学大学院を修了し日本美術家連合会員という画家としての一面も。

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