大掃除苦手な人は「正しい体の使い方」を知らない 運動オンチの人、けがをしやすい人の共通点

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重い物を持つときに、「腕は肩から」だと思っていると、限られた筋肉、骨、間接だけしか使えません。具体的に言うと、筋肉は三角筋、骨は上腕骨、間接は肩関節だけです。

腕部分だけを使うことになり、体幹が十分に機能しないので、地面からのサポートを得ることができません。本来の腕力を発揮することができなくなってしまうのです。

そうではなくて、「腕は胸から」使うイメージを持ってみましょう。そうすると、10以上の筋肉、4つの骨、3つの関節をフル活用することができます。具体的に言いましょう。

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筋肉は、三角筋、上腕二頭筋、大胸筋、小胸筋、広背筋、脊柱起立筋、僧帽筋、菱形筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋、肩甲挙筋など。骨は、上腕筋、鎖骨、肩甲骨、背骨。関節は、肩甲上腕関節、胸鎖関節、肩甲胸郭関節。「腕は胸から」使うイメージを持つだけで、これだけたくさんの部位を総動員することができます。

また、腕部分が体幹から切り離されないので、しっかり地面からのサポートが得られます。重たい物も、今まで以上に軽々と持てるようになるのです。

大橋 しん 理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師

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おおはし しん / Shin Ohashi

岐阜生まれ、神戸在住。(株)フローエシックス代表取締役。ドイツでチェロの修業中にアレクサンダー・テクニークを知り、帰国後に理学療法士とアレクサンダー国際認定教師の資格を取得。救急病院勤務を経て、整形外科クリニックにて「特命理学療法士」として数々の難しいケースを解決。2020年に独立し、リハビリと太極拳を中心としたスタジオを開設。著書に『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』(飛鳥新社)がある。

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赤松 かおり 漫画家・イラストレーター

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あかまつ かおり / Kaori Akamatsu

コルクラボマンガ専科5期修了。見た人がホッとするような漫画・イラストを描くため日々修行中。体がかたくて胃腸が弱い。

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