「親しい友人がいない男性」なぜこんなに多いのか 仕事以外のつながりをはぐくみにくい根本理由

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2. 自発的に行動する

2015年にフェニックスに転居して以来、37歳のクインシー・ウィンストンは、もっと友人が欲しいと切望してきた。そこで昨年3月、恋人に促され、ソーシャルメディアのプラットフォーム「ミートアップ」を使って、地元のプロフェッショナルな黒人男性のグループを立ち上げたところ、彼自身も驚く結果となった。

ウィンストンは、3、4人の新しい友人ができればよかったという。しかし、今では80人のメンバーがいる。彼らは月に1度、イベントに参加したり、社会奉仕をしたり、単に会話をしたりするために集まっている。

「私はただ、同じ部屋にいる人たちを集めて、友人であること、コミュニティを持つこと、男性同士の兄弟愛を育むようなグループの重要性に光を当てたかったのです」と、ウィンストンは語っている。

大人が友人を作るには自発性が必要

自分自身に置き換えてみれば、あなたが友人を探している場合、それを明確にすることは、とても当たり前に聞こえる。しかし、フランコは、大人の友情は子どもの頃と同じように有機的に形成される傾向があると信じている人が多いことに、いつも驚かされるという。

「大人になってから友人をつくるには、自発性が必要です」

フランコは、クラブやクラスに参加するなどして、繰り返し社会的な状況に身を置き、時間をかけて新しい友人と知り合う機会を作るようアドバイスしている。

そして彼女は、そのような機会において、そしてどんな社会的な状況においても、出会った人々があなたと一緒にいることを楽しんでくれるだろうという心構えで臨むことを勧めている。

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