採用難でも好人材が応募してくる会社のひと工夫 獲得競争の激化で検索サイトでも埋没の危機
求人原稿を作成するときには、募集ターゲットごとのメリットも意識しましょう。求人を掲載する際には、「男性対象」「女性対象」と、性別で区別することはできません。ただ、できれば男性に来てほしい、女性を募集したい、という本音もあるでしょう。求人に直接は書けなくても、ターゲットを決めて、そのターゲットに響く内容を打ち出すことは可能です。
性別、年代によって、必ずしもこういう条件を求めている、と画一的に決めることはできませんが、ある程度ターゲットに響くであろうメリットをまとめます。
●月給だけでなく、年収を記載する。
(例)40代:年収570万円(うち賞与150万)
●昇進のプロセスを記載する。
(例)昇進モデル:入社3~5年で「主任」、入社5~8年で「課長」
●賞与・退職金がどれくらいあるかを記載する。
(例)前年度:夏賞与1カ月分、冬賞与2カ月分/退職金:勤続20年で500万円
●スキルアップの機会がある(研修、資格取得など)。
(例)〇〇の資格取得費用会社負担
●異動や転勤はどの程度あるのかを具体的に記載する。
●知名度のある会社との取引がある場合は、取引先も記載する。
●ライフスタイルに合わせた勤務時間が選べる。
●有休が取りやすい(有休消化の実績。互いに仕事をサポートする体制がある)。
●育休の実績がある。
●人間関係がよい(なぜよいのか、どのようによいのかを具体的に示す)。
●通勤が便利(車通勤可。駐車場代会社負担)。
●オフィスがきれい(お手洗いは男女別、休憩室あり、電子レンジあり、など)。
●小さい子どもがいても働きやすい(子育て支援あり)。
●体力的に負担が少なく、長く続けられる。
●キャリアアップも可能。
●労働時間、労働日が選べる、短時間でも勤務できる。
●通勤が便利。
●やりがいがある(仕事の内容が、社会貢献できるもの)。
●自分のキャリアを活かせる。
●自分のスキルの範囲内で仕事ができる(新しいことを覚えなくてもよい)。
●自分の裁量で仕事ができる(年下の上司がつかない)。
●ほどほどの責任感で仕事ができる(無理せずできる)。
●収入が年金に影響しない。
注意してほしいのは、あなたの会社が欲しいと思っている人材は、他社も同じように欲しいと思っているということです。そういう人材は獲得が難しいです。そもそものターゲット設定が、応募のハードルを上げていないかも留意しましょう。
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