採用難でも好人材が応募してくる会社のひと工夫 獲得競争の激化で検索サイトでも埋没の危機

これ以外でも、職種名には次のような工夫ができます。

自宅の近くなど、働きたい場所で検索している人も多いため、地域名を入れると効果があります。

清掃員を「クリーンスタッフ」に変えるだけで、イメージがぐっと変わります。

飲食店などは、会社名と屋号（店舗名）が異なる場合があります。近隣に住む応募者は、会社名ではピンと来なくても、お店の名前なら聞いたことがある、という場合もあり、どの会社かイメージしやすくなります。

転職を考えている人の中には、前職と違う仕事を希望していることも多いものです。一番気になるのは、経験がなくてもできるかどうか。誰だってやったことのない仕事に就くのは勇気がいるものです。未経験でも大丈夫、と背中を押してくれるような内容だと応募者も安心できます。

職種名の工夫は、利用する求人媒体によって、どこまで掲載できるかが変わります。ハローワークの場合、職種名は法的に問題がない限り、比較的自由です（管轄のハローワークにもよります）。同業者も意外とハローワークの求人票は工夫していないので、少し工夫するだけで目立つものです。

同様に、自社の採用サイト、ナビサイトも工夫が可能です。ただ、Indeedの無料枠などは、職種名には、仕事に関係することしか記載できないなど、制限も出てきていますので、そのときの状況に合わせて対応していきましょう。