「岸田首相はすでに腹をくくった」と言える理由 23年前半の岸田内閣の前途と日銀人事を考える

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25日は待ちに待った大一番、2022年の総決算の有馬記念(中山競馬場11R、距離2500メートル、G1)である。いやもう、目移りするほどの豪華メンバーがそろったものだ。秋の天皇賞馬イクイノックス、宝塚記念を勝ったタイトルホルダー、そしてジャパンカップを制したヴェラアズール、さらには昨年の年度代表馬エフフォーリアまで。

ただし筆者が秘かに狙っていたのは、菊花賞馬のアスクビクターモアだった。菊花賞と有馬記念は昔から相性がいいからね。出走回避となったことが惜しまれる。

有馬記念は「電撃引退発表」福永騎手のボルドグフーシュ

しかしそれならば、菊花賞のゴール前、アスクビクターモアにハナ差2着に迫ったボルドグフーシュが面白いかもしれない。1998年と1999年に有馬記念を連覇したグラスワンダーの孫である。ただし出遅れ癖があって、今ひとつ勝ち切れない残念な馬なのだが、有馬記念では福永祐一騎手に乗り替わるという点に妙味がありそうだ。

それというのも福永騎手は今月、調教師試験に合格して、2023年2月には騎手を引退すると電撃発表した。

13年連続年間100勝という名騎手が、脂の乗り切った状態で辞めてしまうのだからすごい決断だ。しかも福永騎手は今期、フェブラリーステークスではカフェファラオで、皐月賞ではジオグリフで、ともに乗り替わりでG1勝利を収めている。そしてボルドグフーシュは、とにかく出遅れさえなければ末脚は鋭い馬なのだ。

福永騎手、競馬界の8大競争でまだ勝ってないのは有馬記念のみ。2022年はこのビッグチャンスを応援するのが筆者の夢である。今年は3年ぶりに現地、中山競馬場で有馬を見る予定だが、当ててよい年を迎えたいものである。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

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