SNSで映える「低カロリースイーツ」大躍進の真相 Z世代に人気の「ジャンキー✕映え」に新潮流

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事例2:ovgo B.a.k.e.r

すべてヴィーガン仕様であることを売りにするスイーツの店、ovgo B.a.k.e.r。ovgoとはorganic, vegan, gluten-free as optionsの頭文字で、クッキーを中心に環境にも人にも優しいお菓子を販売している。

2021年5月に初の路面店となる「ovgo B.a.k.e.r Edo St.店」が日本橋にオープンし、同年9月には軽井沢にも新店舗がオープン。2022年3月には3店舗目がラフォーレ原宿内にオープンし、店舗数が増加している。

カフェのインテリアやメニューは10代後半〜20代前半の若者たちが考案しているため、お客の若者にとっては外れが少ないだろうという安心感がある。季節ごとの限定メニューも販売されており、リピーターとなる若者も多いという。

若者がSNSに投稿する際は、ヴィーガン仕様であることや環境配慮がされていることを前面に押し出すのではなく、あくまでもおしゃれさや可愛さを重視しているという体にすることで、嫌味なく意識の高さをアピールできたりする。

やみつきの“ジャンクさ”を追求した植物性原料フード

事例3:2foods

毎日食べたくなるような、やみつきの“ジャンクさ”を追求した新ジャンル「ヘルシージャンクフード」をコンセプトとしたプラントベースドフード(植物由来原料)ブランド「2foods」(トゥーフーズ)。

2021年4月15日より、旗艦店(カフェ)の渋谷ロフト店、アークヒルズ店(六本木)、ラボキッチン(人形町)の3店舗がオープンし、現在では都内に5店舗を展開している。

ドーナツやハンバーガー、カレーなどすべての食品が植物性原料で作られているため、健康を気にしながらでも美味しい物が食べられると若者の間で人気を集めている。

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