しかし、昨年になると自粛ムードが希薄化して外出機会が増え、体型や見た目を気にし始めたZ世代が多い。そこで、見栄えのする食べ物を投稿して目立ちたいものの、太りたくはないと、実際は体に優しい「ギルティ風」な食べ物の需要が若者の間で高まっている。
ダイエット中でも罪悪感なく食べられるドーナツ
具体的な事例を以下3つ紹介する。
マリトッツォ流行の火付け役として知られる大人気ベーカリー「アマムダコタン」が中目黒にオープンしたドーナツ専門店。体に優しく、見た目も可愛いドーナツが販売されていることで話題になっている。
オープンした当初、目黒川で桜を楽しめる季節であったため、花見をしながら食べられる手持ちスイーツとして注目された。その後、マーガリンによく入っているトランス脂肪酸がカットされたオーガニックショートニングを揚げ油として使用している「ヘルシースイーツ」として知られるようになった。
そのため、スイーツを映えさせたいが自分のスタイルも維持したいというZ世代にギルティ風フードとして注目され始めた。
実際、今回この記事のためにインタビューをした女子高校生は、「スイーツはかなり高カロリーなので、ダイエット中は躊躇うことも多いが、ここのドーナツはヘルシーなので罪悪感がなくうれしい」と高く評価していた。この店は2022年5月には渋谷に2店舗目もオープンさせているが、こうした人気も背景にあるかもしれない。
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