元鑑識の手相家「結婚線が良くない場合」の判断 悪い結婚線でも「問題ない結婚生活」になる理由

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結婚線が良い人は実は10%もいない(写真:Graphs/PIXTA)
刑事として10年、鑑識として15年、容疑者以外にも関係者などの指紋(手相)を1万人以上見てきた江幡龍氏。現在は手相家として活躍する江幡氏の著作『手相刑事の鑑定術 大悪人からダメ男まで、手相が明かす「超法則」』より一部抜粋・編集のうえ、「結婚線」の見方について解説します。

「結婚線が良くないと幸せな結婚はできない」のウソ

結婚線が良い方は10パーセントもいません。女性の方はとくに、自分の結婚線がどうなっているかとても気にされます。良い結婚線と言われているのは、小指の下に横一文字に出るか、薬指に向かって上昇するか、結婚線
が伸びて薬指下の太陽線に接するか(これを「玉の輿こし線」と言う)の3種類しかありません。

私が見てきたところでは、この良い結婚線の持ち主は全体の10パーセントもいません。でも、幸せな結婚生活をされている方はたくさんいます。

結婚線で多いのは、1本だとしても先が下がっているもの、二股になっているもの、あるいは結婚線が2本か3本出ているものといった感じです。結婚線の先が下がっているのは夫婦関係の冷えを示し、二股は意見の衝突を示し、複数の線は浮気や不倫を示すと言われています(複数の線は、昔は結婚の回数を示すと言われていましたが、それは間違いです)。

でも実際はどうかといえば、悪い結婚線があっても、大きな問題もなく普通に結婚生活を送っている方も多いです(※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

『手相刑事の鑑定術 大悪人からダメ男まで、手相が明かす「超法則」』P61より

では、悪い結婚線の意味とは何なのかというと、それは、「結婚にはお互いの努力が不可欠」ということを示しているのだと思います。

結婚の現実は少女が夢を見ているように甘いものではありません(最近では、そんな方は少ないでしょうか?)。また、結婚はよく人生で最大の修行とも言われています。本当に幸せな結婚生活を送っている方というのは、お互いに相手を思いやるという努力を、意識して続けている方々と言っていいのではないでしょうか。

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