元鑑識の手相家「結婚線が良くない場合」の判断 悪い結婚線でも「問題ない結婚生活」になる理由

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男脳と女脳の違いは、男女が一緒に生活する中で、どうしても理解しがたいところとなって出てきてしまいます。たとえば、男性は、奥さんの話をくどく感じてうわの空で聞きがちですし、女性はそんな旦那さんの態度にイライラして不機嫌になりがちです。

大切なことはその違いを無視することなく、相手を理解しようとする姿勢で、男性なら奥さんの気持ちを察して優しい言葉をかけてあげたり、女性なら旦那さんに寄り添って、いつも笑顔で癒やしてあげたりすることです。そうは言っても、私自身つい忘れてしまって、いつも反省してばかりですが。

ちなみに結婚線にも流年法があって、いつ結婚するのか占えると言われていますが、この2センチほどの狭いところに何十年もの年齢を当てはめて鑑定するのは、私は到底無理ではないかと思っています。むしろ、運命線や恋愛運が高まったときに出現する他の線に注目するべきでしょう。

「手相で遠い先の未来がわかる」のウソ

手相でその方の遠い未来までわかるでしょうか? 晩年が近い方ならまだしも、若い方の手相を見て、その方の晩年まではわかりません。他の占い師の先生には異論もあるかと思いますが、私の場合、手相で見ることができる未来はせいぜい十数年先ぐらいまでで、20年以上先は無理だろうと思っています。

なぜなら手相は、その方の努力次第で、徐々に変化してしまうことが多いからです。手相が徐々に変化するということは、その方の未来も徐々に変化することを意味します。

ところで、みなさんは「宿命論」の考え方をご存じですか。宿命論は、世の中の出来事はすべてあらかじめそうなることが決まっていて、人の力で
はそれを変えることができないという考え方です。

たとえば過去を振り返って、あのときああしていればよかったと後悔しても、そのときの選択はあらかじめ決められていたことなので、それしか選べなかったということになります。

では、未来はどうなるのか。宿命論では今これからやろうとしている努力も、すべてあらかじめ決められていることなので、未来もまたすでに確定していることになります。

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