里崎智也「YouTubeは無名で始めるもの」と思う訳 「アンチ」こそファンと紙一重の大切なお客様
今、圧倒的な登録者数を誇っているHIKAKINさん(チャンネル登録者数1090万人)や、ヒカルさん(同486万人)、コムドットさん(同373万人)たちも、YouTubeを始められた頃は皆一般人でした。最初のうちはわずかなチャンネル登録者から始めたものの、視聴者に刺さる内容の動画を届け続けたことで、人気を勝ち取っていったのです。
でも「YouTubeって有名人がやるものでしょ?」と考える人は少なくありません。プロ野球OBでいえば、高木豊さんやデーブ大久保さん、清原和博さんもいますよね。一般人に比べて知名度が高いことは、YouTubeを始めるに際しては大きなアドバンテージとなるのは事実です。
知名度がアイデアを邪魔することも
清原さんを例に挙げれば、元プロ野球選手の中でも最後発でYouTubeを始めたにもかかわらず、50万人超のチャンネル登録者数を誇っています。知名度が高い人ほど、YouTubeでもほぼほぼ人気者になれるのです。
これが人気タレントであれば、さらにすごいことになります。とんねるずの石橋貴明さんが2020年6月から『貴ちゃんねるず』を立ち上げたところ、約1カ月後にはチャンネル登録者数は100万人を突破したんですからね(現166万人)。
例えば、明石家さんまさん、タモリさんやビートたけしさんといった、お笑い界の大御所がこぞってYouTubeを始めるようなことにでもなれば、太刀打ちできる人は非常に少なくなるんじゃないでしょうか。
YouTubeチャンネル数は、日本だけでも5万3000チャンネルくらいあるそうです(2022年11月11日時点)。そこでの競争になるわけですから、「名前を知られていないよりは、知られているほうがいい」し、知名度の高い人のほうがチャンネル登録される確率も当然高くなります。
けれども、知名度はアイデアを邪魔することもあります。むしろ、一般人だからこそ、怖いもの知らずに大胆な発想の動画を生み出すことができる。前述の先輩YouTuberたちのブレイクも含めて、こういうことが言えるんだと思うんです。
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