新型セレナ対ノア&ヴォクシー人気ミニバン比較 ついに6代目が登場、日産の巻き返しなるか?

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プロパイロット2.0
ハンズフリー走行にも対応したプロパイロット2.0の走行イメージ(写真:日産自動車)

ほかにも新型セレナでは、ボタン1つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」も、日産車初のメモリー機能付きをグレード別に設定。加えて、前方障害物を回避する際、ドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」も全車に標準装備する。

さらに最上位グレードのe-POWERルキシオンでは、高速道路などでハンズフリー走行も可能とする「プロパイロット2.0」も採用し、長距離ドライブの負担軽減に貢献する。また、スマートキーを使ったリモコン操作でクルマの出し入れを自動でできる「プロパイロット リモート パーキング」も搭載し、狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズに行うことを可能とした。

ノア&ヴォクシーも安全&便利機能は充実

アドバンストパーク
アドバンストパークによるリモート操作イメージ(写真:トヨタ自動車)

一方、ノア&ヴォクシーでは、高速道路や自動車専用道路の渋滞時(0km/h~約40km/h)に、ドライバーの認知、判断、操作を支援する「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を採用。先行車などを自動で追従する「レーダークルーズコントロール」や車線を維持する「レーントレーシングアシスト」の作動中で、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすことで作動する。また、駐車時にハンドルやアクセルなどの操作をほぼ自動で行う「アドバンストパーク」も搭載。現行モデルでは、並列駐車時のバックだけでなく前向き駐車にも対応した。なお、セレナにより先にハイブリッド車に採用している駐車や出庫のリモート操作機能は、セレナがスマートキーを使うのに対し、ノア&ヴォクシーでは、専用のアプリをインストールしたスマートフォンで行う形式を採用する。

ちなみにセレナのメーターには、こうした機能の作動状況などを確認できるアドバンスドドライブアシストディスプレイを採用。グレード別に12.3インチカラーディスプレイもしくは7インチカラーディスプレイを搭載する。さらにナビなどを表示するセンターディスプレイも、上級モデルなどには12.3インチを採用し(e-POWERルキシオンに標準装備、Xを除くグレードにオプション)、センターディスプレイとメーターに一体感を持たせた統合型インターフェースディスプレイも設定する。この仕様のセンターディスプレイは、タブレットのように指先のタッチ操作でさまざまな設定が可能。また、ナビ画面をスワイプすれば、地図情報をメーター側に移動することもでき、走行中の目線移動量を少なくすることもできる。感覚的で簡単、しかも安全面にも優れる機能といえるだろう。

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