新型セレナ対ノア&ヴォクシー人気ミニバン比較 ついに6代目が登場、日産の巻き返しなるか?

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一方、ノア&ヴォクシーのメーターは、オプティトロンメーターとマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせ、こちらも速度や燃費、バッテリーの充電状況、先進装備の運転アシスト状況など、多彩な情報を一目でみることが可能だ。マルチインフォメーションディスプレイは、グレードにより7.0インチと4.2インチがあり、いずれもTFTカラー液晶を採用することで、高い視認性を実現する。また、上方に配置したセンターのディスプレイオーディオは、フロントウインドウに情報を映し出すヘッドアップディスプレイ(グレード別オプション)と連携することで、必要な情報を最小限の視線移動で確認できるような配慮もなされている。

このように両モデルは、いずれも各メーカー自慢の先進機能が満載だ。高い安全性能や運転支援機能を持つという意味では、ほぼ互角といえるだろう。

新型セレナの本格発売が待たれる

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新型セレナの利用イメージ(写真:日産自動車)

新型セレナの発売日は、正式発表があった2022年11月28日現在、ガソリン車を2022年冬から、e-POWER車は2023年春からというだけで、具体的な日程は未公開だ。とくに先代モデルでも売れ筋だったe-POWER車がいつ頃の発売になるのかは、非常に気になる点だ。

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いずれにしろ、新型セレナは、以前から好評だった装備に改良を加えつつも、先進安全装備などをアップデートしたことで、商品力がかなり上がっていることだけは確かだ。2022年1月の発売以来、好セールスを続けるノア&ヴォクシーの現行モデルに十分対抗できるだろう。今後も両モデルが激しいシェア競争を繰り広げることは、想像にかたくない。

平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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