新型セレナ対ノア&ヴォクシー人気ミニバン比較 ついに6代目が登場、日産の巻き返しなるか?
新型となる6代目では、ガソリンエンジンで発電し、モーターで駆動する独自のシリーズハイブリッド「e-POWER」搭載車と、2.0L・4気筒エンジンを搭載するガソリン車を設定。e-POWER車では、従来モデルの発電用エンジンが1.2Lだったのに対し、新開発の1.4L・3気筒を採用。エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちのよい加速性能などを実現する。
また、従来モデルでは、ガソリン車に2.0Lエンジンで走行し、発進や加速時などにはモーターでアシストする「スマートシンプルハイブリッド」を採用していたが、新型には今のところ設定がない。駆動方式は、ハイブリッドのe-POWER車が2WD(FF)のみ、ガソリン車には2WD(FF)と4WDを用意する。
ラインナップには、より親しみやすいフロントフェイスなどを採用した「スタンダード仕様」として、ベースグレードの「X」や中級グレードの「XV」を設定。また、日産独自のVモーショングリルをより大きくし、存在感満点のフロントフェイスが特徴のエアロ仕様「ハイウェイスターV」も用意する。
これら3グレードは、ガソリン車とe-POWER車に設定されているが、e-POWER車では、さらに最上級グレードe-POWERルキシオンも新設。乗車定員は、e-POWERルキシオンが7人、それ以外のグレードは8人乗りだ。さらに、より高級感とスポーティさを両立したカスタム仕様「オーテック」も、ガソリン車(8人乗り)とe-POWER車(7人乗り)の両方に設定し、豊富なバリエーションを誇る。
なお、価格(税込み)は276万8700円~479万8200円。カスタム仕様のオーテックは373万3400円~415万300円だ(いずれも2WDのみの価格。ガソリン車4WDは2022年11月28日の発表時は未発表)。
トヨタ・ノア&ヴォクシーの歴史やプロフィール
一方、ノアとヴォクシーは、共通のプラットフォームを持つ兄弟車。2001年に登場した初代モデル以来、こちらも長年大きな支持を受けている人気車種だ。とくにヴォクシーは、近年、ライバルのセレナやホンダのステップワゴンを抑え、クラストップとなる新車販売台数を記録することもたびたび。まさにトヨタが誇る大ヒットミニバンだといえる。
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