藤ヶ谷太輔"焦りの20代"を抜けた今、思うこと 予想外の仕事が新しい自分の扉を開いてくれた
多岐にわたる仕事をこなす中で焦り、もがいた20代
「映画でも舞台でも、『この作品に出会えてよかった』と思えるものとか、ふとした時にせりふを思い出すような作品ってありますよね。
大げさかもしれないけど、人生につまずいたときに昔観た1本の作品に救われることだってあると思います。
そういう意味で、俳優の仕事はそのお手伝いができる職業。知らない誰かの“何か”になれる。そこに演じる喜びを感じます」
そう語る藤ヶ谷さん。1999年、まだジャニーズJr.だった頃に『怖い日曜日』でドラマ初出演。Kis-My-Ft2としてデビューした後も、『ビギナーズ!』や『仮面ティーチャー』など主演作を重ね、着々と演技を磨いてきた。
「芝居の仕事は生半可な気持ちじゃできない。でも僕にはベースとしてグループの活動があるし、バラエティーのお仕事もある。
お芝居だけをやりたいと言っても、そういうわけにはいかないじゃないですか。だから、20代の頃はすごく焦っていました。
芝居に挑戦したいっていう思いが強過ぎて、バラエティーをやっている時とか、この時間に他の俳優さんは芝居をやってるんだろうなって、不安になることもよくありましたね」