"完璧なアイドル"キンプリが抱えた「生きづらさ」 岸、平野、神宮寺が「生きるために」選んだ道
唐突な話ではなかった
11月4日深夜、「King & Prince」(以下、キンプリ)の岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太の3名が2023年にグループからの脱退、そしてジャニーズ事務所から退所することが発表された。2018年のデビューから5年の節目を迎えて、3人が去る――。
平野は退所の理由を、「自分の年齢と向き合ったときに海外で活躍できるグループを目指すのは、もう遅いなと感じ、目標を失った」と、説明。「もう遅い」「目標を失った」――世間が抱いていた“キラキラのアイドル”のイメージからはほど遠い発言が重なったようにも聞こえた。
しかし、彼らのこれまでの発言や行動を振り返ると、このコメントは突飛なものではないことがわかる。むしろ、彼らのこれまでの延長線上にあるコメントだ。
仕事に責任感をもって取り組み、繊細さもあわせ持ちながら、さまざまな感情を抱えてきた彼ら。“完璧なアイドル”のイメージとは裏腹に、「生きづらさ」を感じていたのだ。
今回、3人の脱退・退所の大きな理由となっているのが、キンプリとしての海外進出に対するメンバー間の温度差だ。3人は海外進出への意欲が強かったと言われているが、そもそもグループのデビュー時から、海外進出という希望はあった。
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