「キンプリ」王道ジャニーズなのに"新しい"理由 『クロサギ』平野紫耀は詐欺師をどう演じる?

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CDデビューから4年余り、King & Princeの現在地を改めて探る(写真:TBS「金曜ドラマ クロサギ」HP

ここ最近、グループとしても、また個人としても、King & Princeの活躍ぶりが目を引く。デビュー時から「王道」のイメージが強い彼らだが、それにとどまらない一面も見えてくるようになった。CDデビューから4年余り、ファン以外にも次第にその個性が浸透してきたのも感じられる。そこで以下では、彼らの現在地を改めて探ってみたいと思う。

ソロ活動の充実、バズった「ichiban」

このところ、King & Princeのメンバーが主演するドラマが相次いでいる。

この10月からは、髙橋海人が『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)、平野紫耀が『クロサギ』(TBSテレビ系)と、ともに主演の連ドラが放送されている。『ボーイフレンド降臨!』は髙橋単独ではドラマ初主演、本日初回を迎える『クロサギ』は山下智久主演でも人気だった作品の再ドラマ化ということで、それぞれ話題を集めている。

また永瀬廉が前クールの『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ、日本テレビ系)で主演、神宮寺勇太も今年4月から放送された『受付のジョー』(日本テレビ系)でドラマ単独初主演を務めた。さらに岸優太も、来年1月から放送予定の『すきすきワンワン!』(日本テレビ系)での連ドラ単独初主演が決定している。

このようにグループのメンバー全員が、これだけ短期間のうちにドラマの主演を務めるケースは珍しい。それだけ、メンバー個々のソロ活動が充実期を迎えているということだろう。

グループとしても特筆すべき出来事があった。「ichiban」の大きな盛り上がりである。

「ichiban」はシングル曲ではない。彼らのアルバム『Made in』(2022年6月発売)のリード曲で、ヒップホップアーティストのKREVAが提供したもの。ダンスの振付は、世界的に活躍するダンサーのRIEHATAである。

このヒップホップナンバーのMV(YouTube Edit)が公開されるとたちまち再生回数が100万回を突破、10日後には600万回を超え、現在は2100万回超に達している(2022年10月20日現在)。

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