ディズニーがアジアの動画配信で重視すること アジア太平洋地域の幹部が語る市場の特徴
ディズニープラスは「弾み車」
――APACでは各国の独自コンテンツの強化を打ち出しています。ここまでの手応えは?
およそ1年前に新しいコンテンツブランド「スター」を立ち上げ、独自コンテンツの強化に取り組んできた。ここまでのパフォーマンスはとても肯定的に考えている。APACの独自コンテンツは、われわれの予想を超えた結果が出ている。
――具体的には?
APACからはこの1年間で45 以上の新しい作品が登場した。韓国のドラマ『ビッグマウス』『サウンドトラック #1』『IN THE SOOP フレンドケーション』は、APACのほとんどの市場で、配信初週に最も視聴された作品のトップ3 に入った。さらに、ディズニープラスにおけるアジアのコンテンツの総時間は、1年前と比べ8倍に増加している。
ディズニープラスは2019年11月に始めた新しいサービス。日本では約2年半前、韓国では約1年前、フィリピンに至っては今年11月にスタートしたばかりだ。この短い間にここまで進展できたことに、大きな手応えを感じている。とてもユニークで、ディズニーディファレンス(ディズニーらしさ)を追及するというわれわれの戦略の「フライホイール」(弾み車)になっている。
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