「ランクル」熱狂的ファンのレベチなカスタム 世界最大級カスタマイズカーのイベントに登場

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さらにデフをヘビーデューティー仕様にアップデートしたり、市販の電子制御式車両管理システムを装備するなど、レトロな外観に現代の車の信頼性や快適性、オフロード性能をたっぷり詰め込んだ。

若いふたりが、自分たちが生まれる前のランクルを現代レベルの屈強なオフローダーとして蘇らせる。ランクル愛は、やはり若い世代にもしかっり育まれているようだ。

ランクル70に装備をたっぷり積んだ“ブラックトラック”

手前が「LC79スーパーツアラー」、奥は「X3トレーラー」(写真:OCEANS編集部)

先述の双子の父であるジャスティン・モンテサルボはまた、自身がディレクターとして働くパトリオット・キャンパーズ社内で「ブラックトラック」プロジェクトを立ち上げた。

ランクルの70シリーズをベースに、電気やガス、水道というライフラインなんてない、オフグリッドな世界へ遊びに出掛けるためのピックアップを作ろうと考えたのだ。

もしかしたら「ランクル愛なら、息子たちには負けないぜ」と思ったのかもしれない。

まずは70シリーズのエンジンやサスペンションなどは、過酷な環境下でもストレスなく進めるようタフにアップデート。さらにボディを約30cmも延ばし、長旅に備えた装備をたっぷり詰め込むことにした。

背面にスペアタイヤを搭載。フロントとリアにウインチも装着されている(写真:OCEANS編集部)

ボディの外にも内にもたっぷりと収納を装備。さらにアウトサイドへ展開するキッチンや、スライド式冷蔵庫、ポップアップテント、ウォータータンク、エアコン、通信システムなどを装備。

さらに、もっと遠くへ出掛けるときのために、ブラックトラックのお供として「X3トレーラー」も用意。

このトレーラーにはテント用の暖房と温水供給機器が備わり、オーニングや大型キッチン、75Lの冷凍冷蔵庫、130Lのウォータータンク、バッテリー、ソーラーパネルなどが備わる。
 

エンジンは通常の4.5Lディーゼルターボをカスタムチューン(写真:OCEANS編集部)
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