そして、猫は自分の感情に、とても素直です。「うれしい」「悲しい」「気分がいい」など、自分の喜怒哀楽を隠すことなく堂々と表現します。
猫はやきもちも、思いっきり表に出します。
猫には「やきもちの感情はない」といわれているのですが、私の経験では猫にもやきもちの感情はあると思います。
うちには2匹の猫がいますが、私がパソコンで仕事をしていると、1匹がデスクに乗ってきてご満悦です。
ところが、もう1匹もデスクに乗ってこようものなら、先に乗っていた猫があからさまに机から落とそうとするのです。
また、1匹の猫(A)にカメラを向けていると、もう1匹(B)が寝ていたのにわざわざ起きてきて、Aと私の間をシッポをあげて何度も通過し、カメラに頭突きしたりします。
「注目すべきは僕(B)のほうだろ」と言いたいのでしょう。とてもわかりやすいですよね。
うちの猫でなくても、海外でも同じようなことが何度もありました。
私たちは大人になると「やきもちは恥ずかしい感情である」「人に嫉妬するなんていい大人のすることではない」と思うようになります。
でも、そういう感情も認めていいんじゃないでしょうか。
「自分の感情に素直になること」は、ストレスをためないためにとても大事なことだと思うのです。
「自分の感情を抑え込まない」ことが大切
私たちは「感情を抑え込むのは、立派な大人のすること」と思ってしまっていますが、それによって「自分の感情を無視してしまう」のは違うと思います。
「今、自分は怒っている」「やきもちを焼いている」「気分がよくないんだな」というのをちゃんと認めることは、自分を大切にすることにもつながると私は思います。
「素直な感情」といえば、猫はほめられるのが大好きです。
「かわいいね~」「よくこんな高いところまでジャンプできたね」というと、すごく得意そうな顔をして、何度もやってみたりします。
だから私たちも、人にほめられたときは素直に喜び、落ち込んだときは、遠慮なく人に優しい言葉をかけてもらいましょう。
時には家族や友達に「今、自分はとてもつらい状況だから、気分が上がる言葉をかけてほしい」と頼んでみてはいかがでしょうか。
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